体重と脂肪を減らす7つのお茶
お茶には、たくさんの健康上の利点があります。
砂糖が含まれる高カロリー飲料を無糖のお茶に変更するだけでも、カロリーの摂取量が減り、体重減少が期待できます。
1 緑茶
茶カテキンが新陳代謝を高め、脂肪燃焼が期待できます。
日本の研究では健康な女子大学生を被験者として、BMI、体脂肪量および体脂肪率は有意に低下、特に生活習慣病で問題となる腹部脂肪(内臓脂肪)が減少する結果が得られました。*1
抗酸化物質が多いためアンチエイジングもあり、またがん抑制、アレルギー緩和、脳血管障害の予防などの効果も期待できます。
2 紅茶
毎日3杯の紅茶を3ヶ月間飲むと、体重増加を抑制し胴囲の減少をする研究結果があります。*2
他の研究は紅茶などの食品や飲料からのフラボン摂取量が多い女性は、フラボン摂取量が少ない人よりもBMI値が低いことがわかっています。*3
European Heart Journalの研究では、紅茶は血流と血管の拡張を改善するが、紅茶に牛乳を加えるとこれらの効果が相殺されることがわかりました。
3 烏龍茶
烏龍茶は中国茶の青茶に分類され、烏龍茶特有のポリフェノールが脂肪燃焼と体重減少を助けると期待されています。
ある研究で抗肥満効果を調べたところ、脂質代謝が改善されることによって体脂肪を減らし、体重を減らすことができると示しました。*4
ウーロン茶の継続的な摂取は肥満を予防するかもしれません。
他にも消化を助けたり、体を温める作用があり、冷え性対策にも有効とされています。
4 ホワイトティー
香り・味わい・色ともに上品で後味がとても甘い白茶。
Nutrition&Metabolismに掲載されたある研究によれば、白茶エキスは脂肪生成を効果的に抑制し、体内の脂肪を分解してエネルギーとして利用する能力も高めると示しました。
また、白茶には宿酔い、夏ばてに効くといった効能や解熱作用があると言われています。
5 プーアル茶
発酵された中国茶の一種です。
ある研究で、プーアル茶抽出物のカプセルとプラセボのいずれかを投与したところ3ヵ月後に、プーアル茶抽出物のカプセルを服用している人達はプラセボを服用していたグループよりも約1 kgの減量に成功しました。*5
また、血液循環の改善から快眠、お通じの改善、花粉症などのアレルギー体質の改善が期待される。
血圧を下げたり、コレステロールと中性脂肪を下げる作用
血糖値と血中トリグリセリド値の両方を低下させながら、体重減少を促進する可能性があります。
6 ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカ共和国の小さな地域で独占的に栽培されている「レッドブッシュ」植物の葉から作られています。
カフェインを含まず、タンニン濃度もごく低く、フラボノイドを含めた多数のフェノール系化合物を含んでいる為、抗酸化作用があるとされています。
また、脂肪生成を阻害し、そして脂肪細胞代謝に影響を与えることを示し、肥満予防における可能性を示唆する研究結果もあります。*6
7 マテ茶
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、食物繊維を豊富に含むマテ茶の飲用効果は、消化促進、滋養、疲労回復、ビタミン補給など多岐にわたるとされています。
ある研究では食欲を減退させ、新陳代謝を促進する可能性があります。*7
またポリフェノールの含有量が多いことから、活性酸素消去系酵素の発現が上昇すると言われています。
まとめ
多くのお茶はフラボンやカテキンのような有益な化合物を多く含んでいます。
それは、脂肪細胞の形成を阻止しながら、脂肪燃焼効果も期待できます。
健康的な食事と定期的な運動を組み合わせながら、お茶を飲みましょう。
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